医院ブログ

エアフローで着色除去

先日導入したエアフロ―を用いた歯周治療の一部をご紹介します

【今回の症例】

30代男性 非喫煙者 施術時間:45分(説明、検査、エアフロー、口腔内写真)

使用機器:EMS プロフィラキシスマシタ エアフロー

歯の表面に着色を認めるこの方

実は歯の表面には着色以外にもプラーク(柔らかい細菌のかたまり)歯石(プラークが固くなったもの)などが混在しています

それらを従来通りの方法で除去しようとすると、超音波チップを使用して汚れを崩壊させ、ブラシによる傷ついた歯面の研磨を行っていました

歯並びの悪い方や、被せ物が多い方ですと超音波チップによる傷が付いたり、それらを回転ブラシでしっかりと研磨できていない事が多いのが現状です

そこで先ずエアフローを用いて、空気の力で水とパウダーを吹きかけ、柔らかい汚れと着色、表面の歯石も一部除去していきます。その結果歯面に残った固い汚れのみを最小限に超音波チップを使うか、キュレットと呼ばれる器具で削り取っていきます

この方法で行うと下の写真のように本来あるべき歯面がしっかりと確認する事ができます。むし歯の発見にも有効的です

 

施術後は歯面研磨の必要がない程ツルツルに仕上がります

痛みも感じず快適な治療とのお答えを頂きました

最後にフッ素を塗布して歯面を保護して終了です

着色でお困りの方、久々に歯石を除去する方にはお勧めの治療・メインテナンス方法です

ご相談下さい

※治療中の痛みや治療効果は個人差があります

※着色除去直後はやや着色しやすくなります。2,3日着色性の飲食物を控えて下さい

※費用は着色の状況により異なります

 

 

埼大通りむらた歯科

院長 村田

当院では唾液検査【サリバテスト】を中心に予防歯科を行っています

小学生の患者さんによく質問します

学校の先生に『トイレの床をピカピカに磨き上げて下さい!』と言われました

でも水道の蛇口が開けっ放しで、色んな蛇口から水が流れていて今にも床にあふれ出しそうです

さて、あなたは何から始めますか?

 

よっぽどのひねくれ者か、その解答すら面倒くさがる子以外はおそらく

『蛇口閉めます。それから床を拭きます』と答えると思います

 

これはむし歯予防の捉え方に非常に似た説明ができます

『ではみなさん、これからむし歯にならないよう(これ以上むし歯ができないような)健康的なお口にしていきましょう』

※現在いくつかのむし歯の要因となる蛇口からは水が流れています

さて、先ず何から始めますか?

当然、相当ひねくれ者でなければ原因の蛇口閉めたくなりますよね、トイレ掃除と同じ様に…

 

『今日むし歯を削って詰めて下さい』←時々親御様からあるリクエストです。お気持ちは分かります!

お時間もない中お連れ頂いて大変だと思います。親御さんご自身も過去むし歯で悩まれた過去があればなおさら早期に治療を望まれると思います。

ですがその要因と考えられる蛇口はどうしますか?開けっぱなしで良いのですか?

チョロチョロ流れた要因が数か月にまたむし歯を発生させませんか?そもそも歯ブラシ、甘い物だけが原因でない事もあります。調べないで予防方法がずれていた場合、また次回も削って詰めても良いですか?

当院では是非そう問いかけたいのです

 

【早期発見、早期治療】の時代は終わりました。それでは歯が再治療を起こしやすく、結果歯が残りにくいという研究結果があるのです。

そして勘違いしやすいのはむし歯=穴が開く事ではないのです!

 

【むし歯(う蝕)】というのは、ある種の口腔内細菌の行う糖代謝(糖を分解して酸を産生する)が引き起こす歯表面での脱灰現象(歯が溶けるような現象)とそれに抵抗する歯面、および唾液などによる身体の守る力との間で揺れ動く化学反応のプロセスの事、です…少し難解ですね。

つまり穴が開いた、痛い、黒くなったというのはその結果でしかないのです。

むしろう蝕になりやすい状況はどこから来ているのかを知る事が予防の本質になります。

ではう蝕になるその前にどのようにう蝕予防をしていけば良いのでしょうか?

 

う蝕の原因となりうる事をより多く検査しておく、これに尽きると思います。むし歯の要因は実は100も200もあると言われます。100も200も調べられませんが、唾液を調べることで通常知れない多くの事を知る事が出来るのです。現状日本の歯科治療では多くの場合、この辺りが疎かになっていると思います。

当院ではOralCare社の【デントカルト】いう検査キットを使い、う蝕のなりやすさを把握する事を推奨しています

各種リスク評価を数値化し、【カリオグラム】という解析ソフトでグラフに表し、向こう一年間で新たなう蝕を避けれる確率、発生の原因となる各因子の影響率を出します

・今まで不思議なう蝕の発生があった方

・今まで不思議とう蝕の発生のなかった方

・久々歯科受診を受けられる方

・矯正治療を今後お考えの方

・お子様へご自身のようなう蝕の繰り返し治療を望まない親御様

そのような方に今カスタマイズされたう蝕予防方法をご提案できると思います

 

検査は、唾液採取の日と結果報告の日と二回受診が必要です。

検査にはお食事の状況を把握する為の記入シートも必要になります。

当院受診中の方はスタッフまでお声がけ下さい。こちらからもご提案致します。初めて受診される方は二回目以降の検査になりますのでご了承下さい

当院初受診の方は最初2,3回目までに唾液検査を行い治療計画、予防方法を明らかにしておく事を推奨しています

 

 

埼大通りむらた歯科

院長 村田

 

 

 

 

 

 

歯の汚れが気になる方へ!

一気に寒い空気の日が増えましたが皆様いかがお過ごしでしょうか?

さて、今月当院には新たに歯周病治療に有効な機械を導入しました

スイスEMS社の【プロフィラキシスマスター】

主に歯周病治療時に使用しますが、一番広く皆様に使用可能な場面は、頑固な歯の着色除去時ではないでしょうか?

たばこ、コーヒー、赤ワイン、色んな理由で歯間部には通常では取り切れない色が残ります

歯の表面についた色は通常の機材では取り切れないことが多いです。また多少歯の表面を傷つけた後しっかりとブラシを当てて研磨する事が難しいのです。

【エアフロ―】

当院でお勧めのこの方法は、エアーで微細な粉末を歯面に吹き付けて、表面を傷つける事無く色味を除去できます

無暗に超音波チップや歯石を除去する機材で細かな傷を付けずに表面の汚れを取ることが出来ます

特に下の前歯に超音波を当てると…しみます!

やや歯列の乱れがあると研磨が不十分になり、次の着色や歯石の付着を生みます

この方法は施術直後には歯の表面がツルツルになります!

着色と同時に【バイオフィルム】と言われる細菌の膜も剝がしとっています。

通常の歯周治療内にも導入できますし、エステ感覚で数ヶ月に一回これで着色除去に来られても良いです!

気になる方は是非ご相談下さい

 

埼大通りむらた歯科

院長 村田

 

 

お口の中にも金が良いって話

東京2020オリンピックでは日本代表が連日金メダル獲得のニュースを届けてくれて、コロナ禍でどんよりしたニュースの多い日本中に一時ですが幸せな気持ちを運んできてくれました

さて、金メダル、銀メダル、銅メダルとメダルには種類がありますが、実はお口なの中で使う金属にも、大きく分けて金、銀の二種類金属修復物が良く使われます

実際には【金・銀・その他の金属】の合金が使われています

一般的によく目にするのがいわゆる【銀歯】ではないでしょうか。保険適応の材料で戦後皆保険制度が開始した頃から使用している金属です。内容物に【金・銀・パラジウム】を含みます

材質としては硬く強度があるのですが反面、修復物と歯の間に隙間が空きやすく、残念ながら次のむし歯になりやすい材質です

またアレルギーの原因となりやすく、ヨーロッパでは妊産婦に使用する事は以前より禁止されている国もあります。現在主要国では使用されておらず、日本は保険制度の問題もあり取り残されてる状況です

保険適応外の治療で良く用いられるのがいわゆる【金歯】です。内容物に【金・白金】を多く含みます。元々金箔などの加工品のように、金には展延性(薄く伸びる性質)があり、より適合の良い修復物の作成が可能になり、断然次のむし歯になりにくいです。またアレルギー性も低いので、奥歯で見た目をあまり気にしない部分で主に使用されます

 

メダルに関しては世界で3番以内という名誉であるので、正直金・銀・銅共に素晴らしい事だと思います。何より世界の舞台に立っている事自体がスポーツマンとして名誉ある事かと思います

 

ただし、口腔の中においては、次のむし歯にさせにくい、アレルギーを起こしにくい、という点では【金】の方が修復物の価値としては上の様です。

勿論、銀でも長く持たせる事ができます。そこにはセルフケアと、定期メインテナンス、そしてその材質を理解した上で付き合っていく事が、何より大事なのではないでしょうか

 

金属とセラミックの違いについては今後お話していきます

 

埼大通りむらた歯科   院長 村田

 

あなたの歯!上下で当たってませんか?

毎年やってくるこの梅雨の季節、皆さんはどのようにして快適に過ごされていますか?

長年歯科に携わっているとこの梅雨時に多い症状に、顎の不調和、歯の違和感、親知らずの腫れ・痛みでお困りの方が多いように思われます

ここ最近はコロナの影響もありステイホーム、テレワークの方も多いので一概に言えませんが、外出が減り自宅での不規則な生活リズムが引き起こす症状のような気がします

規則正しい生活、食生活、それに付随した口腔清掃でしっかりとした健康維持を目指しましょう

歯ぎしり、食いしばりに加え、最近言われているTCH(Tooth contact habitt)という病気があります。これは『強い食いしばり』ではないものの、絶えず上下の歯同士を接触(Contact)させてしまうことで、顎関節や周囲の筋肉に緊張を及ぼしたり、歯への血流量が増え一時的に歯が興奮した状態になり、しみたり歯が浮いた感じがしたりしてしまう癖(habitt)の事を言います

簡単な診断方法として、時報のタイミング、メール受診のタイミング等、不定期に訪れるタイミングの時に毎回上下の歯が触れていたら、おそらくその他の時間帯も触れていると思われ、TCHの可能性があります

日中ヒトの歯は数十分しか上下で接していないと言われています。水を飲みこむ時、力を入れる時、お食事をしている時でさえ何か物を介在させて上下の歯は接しています

あなたの歯はどうですか?

気になる方はご遠慮なくご相談にいらして下さい

 

ご予約お待ちしています 048-815-6480

埼大通りむらた歯科

院長 村田

 

 

 

新型コロナウイルスワクチン接種2回目終了

梅雨に入りそうで入らないまま5月も終わろうとしています

昨日、院長の私は新型コロナウイルスワクチンの医療従事者優先接種2回目を無事終了しました。スタッフも接種可能な者は順次接種予定です

1回目同様接種時の痛みはほぼなく終了です。痺れなども感じませんでした。

副反応については色々と情報を目にしておりやや不安でしたが、日常で日々感じている筋肉痛や疲労感、倦怠感とさほど変わらない起床でした。

普段から規則正しく、疲労を残さず健康に生活されている方はむしろ接種による副反応を色濃く感じてしまうかもしれませんね

かといって、先ずは日々の健康を守るのが優先です。規則正しく、感染予防と休養、栄養をしっかりと取りましょう

新規患者様の中で口腔内への健康を気遣う方が最近増えているように思います。コロナ禍で引きこもりがちであった方も、ワクチン接種の始まるつつある現状を前向きに捉え、自ら健康を維持増進させる気持ちを増幅させてみませんか?

歯科医院でのお手伝いは日々の少しずつのブラッシングや生活への配慮から始まります

今まで歯科医院へ足の向かなかった方、敷居が高いと思われている方、安心してご来院ください

先ずはお話をして口腔内の健康を一緒に考えませんか?

 

埼大通りむらた歯科

院長 村田

新型コロナウイルス医療従者優先予防接種

さいたま市中央区でも先月末から一般医療機関従事者への優先予防接種が開始されています

当院でもスタッフに先駆け院長の私から一回目の摂取を受けて参りました

順次接種可能なスタッフは受けていく予定です

3週間後に2回目を接種予定です。接種時の状況などお聞きになりたい方は受診の際にお尋ね下さい

副反応には個人差がありますが、少しでも今後の参考になればと思います

 

埼大通りむらた歯科

院長 村田

 

 

マイクロスコープを使用した破折ファイルの除去

根の治療中には予期せず使用した器具が折れてしまう事があります。勿論各患者様毎に滅菌・消毒された器具を使っているので問題にならない事がほとんどです。

ただし根の先端付近で器具が折れていて根の先に病変(膿の袋)がある場合は問題です

 

今回の患者様は他院にてかなり前に治療を施されていた部分の再治療をご希望でご来院されました。画面一番右上の歯には根が3本あり、そのうちの1つの先端に器具の破折を認めます

 

根の先の病変もある事から除去して根の再治療が必要とお伝えしました。このレントゲンだけでは根の中に詰めるお薬とほとんど見分けが付きません

そこで当院のマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を用いた診査の途中で器具の破折を確認しました

※マイクロスコープは通常肉眼では確認できない物を約20倍近くに拡大した画像を見ながら治療が行える、当院が誇る先端医療機器です

千円札の隠し文字もこの通り拡大してみる事ができます

当日CT撮影を行い、3次元的に根の形態を確認すると確かに先端付近で折れた器具を確認できます

この根の先端に器具が折れています

別の角度からも曲がった根の先に器具の破折を認めます

他の根の先にも黒い病変を認めます

複数回の治療の後、無事除去が完了しました(一行で完結する程簡単ではなかったですが…)

除去前

除去前

除去後

除去後

 

 

 

 

 

 

次回以降根の先までの清掃を行い、その後最終的な根の中の詰め物をする予定です

被せ物をして歯の形の再建にはまだまだ時間はかかりそうです

 

当院では根の治療を中心に、より精密な治療の為保険診療内でもマイクロスコープを活用した臨床を行っています。お気軽にご相談下さい

 

 

埼大通りむらた歯科

院長 村田

 

 

 

むし歯治療の今昔

削らないむし歯治療と言われて

皆さんは何を思い浮かびますか?

魔法の薬が存在する?おまじないをかける?歯の代わりの何かすごい物を口の中に植える?

残念ながらむし歯は生活習慣病であり、お口の中に普段からいる菌が引き起こす現象なので、特効薬がないです。

そこがむし歯治療の厄介なところです。勿論削る治療は必要ですが、その事がむし歯にならなくする方法では決してないのです…

ではう蝕(むし歯)の治療は今も昔も削る事だけなのでしょうか?

 

人類が誕生後の原始的な食生活の頃はむし歯は稀な疾患でした。

約1万年前、狩猟採集生活から農耕生活への移行で、穀物の摂取が始まるとむし歯はわずかに増加します。

1850年代になり、産業革命により砂糖・精製小麦粉の普及と共に世界中でむし歯が大流行しました。その頃の治療は主に

抜歯 でした。抜歯をする事で感染が顎骨内に進行するのを防いだのです。当時はそれが最善の治療でした。

 

いわゆる削る治療が始まったのはたった100年程前なんです!

当時は削る事で歯を残せたと画期的!

抜歯しか選択肢のなかった時代に比べ十分保存的な治療方法だったのです。

それでも当時の治療方法を考案したアメリカの歯科医師(G.V.ブラック)は

科学技術の進歩と共に歯科医師はより歯を削らなくて済むように努力するべきであると述べていたそうです!

 

では、100年経った現代はどうでしょう?

残念ながら日本では未だに    治療=削る事   と感じている方が多いと思います。

削らない治療これが世界基準です.

どんな治療でしょうか?

患者さんに正しい知識を伝える事、患者さんの行動を変える事、原因を追究し予防的アプローチをする事、経過観察の後必要であれば最小限に治療をする事…等です。

 

むし歯を穴が開いた』『しみる』『黒くなったとだけで捉えると

あくまでむし歯になってからやむなく削って詰めるという選択肢しか残らなくなってしまいます。

 

むし歯になりやすい食生活』『むし歯になりやすい清掃習慣』『むし歯になりやすい歯並び』『むし歯になりやすい唾液量・質』などなど

このようなむし歯のなりやすい状態も『むし歯予備軍』と捉えておくと、改善させる事もむし歯治療の一部になります。多くの場合この事を『予防』と言います。よく行うフッ素塗布はあくまでその一部です。

 

例えば太りやすい体質の人がジムに初めていくとトレーナーの方に

『日常的にカロリー過多の食生活をされていませんか?』『夜遅くの食事が多くないですか?』『運動は週に何時間ですか?』等問診されると思います。その上で運動能力等から効果的なトレーニングを行っていくと思います。

太りやすい生活習慣を残したままダイエットをしても合理的でないからです。

 

むし歯も同じです。自分自身のむし歯になりやすい食習慣・生活習慣・清掃方法などの原因追及がなく、ただ『削る』『詰める』を行っても………結果はお分かりですよね。

3か月から6ヶ月に一度歯科医院を訪れるたびにむし歯が見つかる方はおそらく根本が改善できていないのでしょう。

当院ではそんなもったいない時間を使って頂きたくないので

初診時に切削治療からスタートすることはほとんどありません

時間をかけてでも原因と考えられる弱点を克服し、治療完了後にセルフケアで守る事のできる口腔内を一緒に作っていきましょう!

 

~歯を削る前にできる事を大切に~

 

 

埼大通りむらた歯科

院長 村田

新年明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します

本日1月4日(月)より2021年の診療をスタートします

年末年始休暇の間お困りだった方々へはご迷惑をおかけしております

年始の機械調整等で診療開始は10時予定ですが、受付電話は8時45分以降は繋がりますので

ご連絡お待ちしております

 

本年はより一層の『挨拶・笑顔・元気』でスタッフ一同患者様をお迎えします。

治療やメインテナンス時に少しでも患者様が不安や苦痛を感じにくいよう配慮し、勿論開院時より変わらぬ『しっかりとした説明と丁寧な治療』を継続します

平常時より変わらぬ『器具の滅菌・消毒』『詰めすぎない予約管理』『高機能マスクの着用』『フェイスガードもしくはゴーグルの着用』等、新型コロナウイルスの流行有り無しに左右されない医院づくりを更に進めたいと思います。

日頃よりご愛顧頂いております通院中の患者様方も、これから受診をお考えの新規患者様方も安心して当院へお越し頂けるよう、従業員一同努力と研鑽を重ねて参りたいと存じます

何卒よろしくお願い致します

 

令和3年1月4日

埼大通りむらた歯科 院長 村田佳彦