小学生の患者さんによく質問します
学校の先生に『トイレの床をピカピカに磨き上げて下さい!』と言われました
でも水道の蛇口が開けっ放しで、色んな蛇口から水が流れていて今にも床にあふれ出しそうです

さて、あなたは何から始めますか?
よっぽどのひねくれ者か、その解答すら面倒くさがる子以外はおそらく
『蛇口閉めます。それから床を拭きます』と答えると思います
これはむし歯予防の捉え方に非常に似た説明ができます
『ではみなさん、これからむし歯にならないよう(これ以上むし歯ができないような)健康的なお口にしていきましょう』
※現在いくつかのむし歯の要因となる蛇口からは水が流れています
さて、先ず何から始めますか?
当然、相当ひねくれ者でなければ原因の蛇口閉めたくなりますよね、トイレ掃除と同じ様に…
『今日むし歯を削って詰めて下さい』←時々親御様からあるリクエストです。お気持ちは分かります!
お時間もない中お連れ頂いて大変だと思います。親御さんご自身も過去むし歯で悩まれた過去があればなおさら早期に治療を望まれると思います。
ですがその要因と考えられる蛇口はどうしますか?開けっぱなしで良いのですか?
チョロチョロ流れた要因が数か月にまたむし歯を発生させませんか?そもそも歯ブラシ、甘い物だけが原因でない事もあります。調べないで予防方法がずれていた場合、また次回も削って詰めても良いですか?
当院では是非そう問いかけたいのです
【早期発見、早期治療】の時代は終わりました。それでは歯が再治療を起こしやすく、結果歯が残りにくいという研究結果があるのです。
そして勘違いしやすいのはむし歯=穴が開く事ではないのです!
【むし歯(う蝕)】というのは、ある種の口腔内細菌の行う糖代謝(糖を分解して酸を産生する)が引き起こす歯表面での脱灰現象(歯が溶けるような現象)とそれに抵抗する歯面、および唾液などによる身体の守る力との間で揺れ動く化学反応のプロセスの事、です…少し難解ですね。
つまり穴が開いた、痛い、黒くなったというのはその結果でしかないのです。
むしろう蝕になりやすい状況はどこから来ているのかを知る事が予防の本質になります。
ではう蝕になるその前にどのようにう蝕予防をしていけば良いのでしょうか?
う蝕の原因となりうる事をより多く検査しておく、これに尽きると思います。むし歯の要因は実は100も200もあると言われます。100も200も調べられませんが、唾液を調べることで通常知れない多くの事を知る事が出来るのです。現状日本の歯科治療では多くの場合、この辺りが疎かになっていると思います。
当院ではOralCare社の【デントカルト】いう検査キットを使い、う蝕のなりやすさを把握する事を推奨しています
各種リスク評価を数値化し、【カリオグラム】という解析ソフトでグラフに表し、向こう一年間で新たなう蝕を避けれる確率、発生の原因となる各因子の影響率を出します

・今まで不思議なう蝕の発生があった方
・今まで不思議とう蝕の発生のなかった方
・久々歯科受診を受けられる方
・矯正治療を今後お考えの方
・お子様へご自身のようなう蝕の繰り返し治療を望まない親御様
そのような方に今カスタマイズされたう蝕予防方法をご提案できると思います
検査は、唾液採取の日と結果報告の日と二回受診が必要です。
検査にはお食事の状況を把握する為の記入シートも必要になります。
当院受診中の方はスタッフまでお声がけ下さい。こちらからもご提案致します。初めて受診される方は二回目以降の検査になりますのでご了承下さい
当院初受診の方は最初2,3回目までに唾液検査を行い治療計画、予防方法を明らかにしておく事を推奨しています
埼大通りむらた歯科
院長 村田





