マイクロスコープを使用した破折ファイルの除去

根の治療中には予期せず使用した器具が折れてしまう事があります。勿論各患者様毎に滅菌・消毒された器具を使っているので問題にならない事がほとんどです。

ただし根の先端付近で器具が折れていて根の先に病変(膿の袋)がある場合は問題です

 

今回の患者様は他院にてかなり前に治療を施されていた部分の再治療をご希望でご来院されました。画面一番右上の歯には根が3本あり、そのうちの1つの先端に器具の破折を認めます

 

根の先の病変もある事から除去して根の再治療が必要とお伝えしました。このレントゲンだけでは根の中に詰めるお薬とほとんど見分けが付きません

そこで当院のマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を用いた診査の途中で器具の破折を確認しました

※マイクロスコープは通常肉眼では確認できない物を約20倍近くに拡大した画像を見ながら治療が行える、当院が誇る先端医療機器です

千円札の隠し文字もこの通り拡大してみる事ができます

当日CT撮影を行い、3次元的に根の形態を確認すると確かに先端付近で折れた器具を確認できます

この根の先端に器具が折れています

別の角度からも曲がった根の先に器具の破折を認めます

他の根の先にも黒い病変を認めます

複数回の治療の後、無事除去が完了しました(一行で完結する程簡単ではなかったですが…)

除去前

除去前

除去後

除去後

 

 

 

 

 

 

次回以降根の先までの清掃を行い、その後最終的な根の中の詰め物をする予定です

被せ物をして歯の形の再建にはまだまだ時間はかかりそうです

 

当院では根の治療を中心に、より精密な治療の為保険診療内でもマイクロスコープを活用した臨床を行っています。お気軽にご相談下さい

 

 

埼大通りむらた歯科

院長 村田